保育士が子育てしてみた

保育士ワーママさかすと2016年に生まれた娘どんちゃんの成長記録。目標は絵本1000冊。保育士目線での子育て情報や保育園の裏話を教えます。

【絵本0024】みていておもわず笑ってしまう:もうぬげない

子大人からしてみると、なにをやっているのだか。どうしてそうなってしまったんだか……と思う事でも、子どもたちは大真面目にやっている時が多くあります。

保育園の子どもたちも大真面目な顔で年長児が0歳クラスのおもちゃで遊んでいたり、目の前に自分のズボンがあるのに「ないない!」と大騒ぎしていたり……。

子どもからも人気の高いヨシタケシンスケさんの絵本を紹介します。

もう ぬげない

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もうぬげない:ヨシタケシンスケ

ブロンズ新社

980円+税

服が脱げなくても大丈夫!?ヨシタケシンスケさんのユーモアあふれる1冊

お母さんが服を無理やり脱がせようとしたからぬげなくなってしまった子どもの葛藤を描いた絵本。

ヨシタケシンスケさんの絵本は、本当に面白く、なおかつ考えさせられる絵本が多いのですが、『もうぬげない』もそのなかの1冊です。

服が脱げなくなってしまって、どうしようか考えている男の子。でも意外と何とかなるかもしれない!と開き直ります。

よくこの絵本を子どもたちに読み聞かせしていましたが、いつも笑ってくれて、何度も読んで読んでとせがまれました。

服が脱げなくなってしまった時、普通なら泣いて助けを求める子が多いのですが、この絵本に出てくる男の子はそうではなく、脱げないならこうしてしまおう!とポジティブにとらえています。そんな男の子に触発されたのか、1回2歳児クラスで同じように自分で脱げなくなってしまい、普段なら泣いてしまう子が、最後まで諦めず脱ごうとしていたところを見た時は驚きました。

お母さんの対応も慣れているのが笑えるところ

服が脱げなくなってあーでもないこーでもないと葛藤する男の子。

最後までいろいろ考えた挙句に、服が脱げなくてもいいや!!と開き直るのですが、それを容赦なくお母さんが脱がせてお風呂場まで運びます。

親と子どもで、時間の使い方や物事のとらえ方が違うな。と改めて思わせてくれる1シーンです。

大人にとってはどうでもいいことを、意外と大真面目に考えている子どもたち。自分も子どものころに今思えばくだらない事を大真面目に考えていたなぁ……と思う事もあります。読み聞かせと一緒にクスっと笑って童心に帰ることができるのも、ヨシタケシンスケさんの絵本の魅力だと思います。

余談ですが

表紙にあるばんざいさせて脱がせる服の脱がせ方。おとながついやってしまいがちなのですが、脱臼につながる可能性もあるのであまりおすすめできないです。そして、小さい子は特に視界が真っ暗になってしまう時間が長くなるので、怖い=着替えたくなくなるというループに陥ってしまう事も多いみたいです。職場でも袖を抜いてから着替えるというのを教えていますが、服の脱がせ方にも意味はしっかりあるようです。もちろんぬげなくなってしまうという困ったこともおきるので、忙しくても袖を抜いてから脱がせる方法をとった方が、子どもも安心できますよ。