にじままなーさりー

2人の子どもを育てる保育士のさかすの子育て記録。保育園の事、絵本の事、おもちゃの事を発信します。

【保活】保育園見学で見ておきたいポイント!を保育士なりに解説してみた。

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6月に入って保育園に見学をしに来る保護者の方が増えました。

保育園見学の仕方を調べると、いろんな見方が出てきます。実際に私もいろいろ調べてみて「こういうところを保護者の方は見に来ているのか!」と勉強になりました。

自分の子どもを預ける保育園。子どもを安心して預けられる園に預けたいですよね。

保育園の見学をするときに検索するとでてくる「保育園見学のポイント」実際に働いていて預けてもいるのでどんなもんかと解説してみたいと思います。

 

 

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 「保育園見学の見学ポイント」は?

保育園見学で見ておきたいポイントを挙げたブログやコラムは多数ありましたが、今回は保育園を考える親の会 さんのチェックポイントを見ていきたいと思います。

 

最近話題の職員体制は?

無資格でも保育に入れるようになったりするかもしれない!と何かと話題の職員の事。

保育園に預けるのであれば気になるポイントですね。

保育園を考える親の会で挙げているチェックポイントは

  • 配置:クラスの子どもの人数と担任の先生の人数は?
  • 資格など:「担任の先生は全員常勤ですか?」「みなさん、有資格者ですか?」
  • 経験など:「先生の平均年齢は何歳くらいですか?」「いちばんベテランの方で何歳くらいですか?」
  • 看護師:「看護師さんはいらっしゃいますか?」「看護師さんは常勤ですか?」

まず配置に関してはクラスの人数に対して担任の先生の人数があっているのは絶対条件。認可保育園の場合足りなかったら完全にアウトです。

ですが、保育園はシフトによって勤務が決められているので遅番の先生は日中いないことも。担任の人数だけでなく「フリーとして動いている保育士の人数」もチェックしたいところ。ちなみに園長や主任が代わりに入るというのは認可保育園的にはアウトな部分です。

経験年数の部分は正直保育に関して年数が長いから良い保育をしているといったら必ずしもそうではないんですよね……。こればかりは自分で見た直感を信じた方が良いと思います。

保育のようす

  • 保育士の子どもに対する言葉づかいは優しくていねいか。子どもたちに笑顔で接しているか。
  • 子どもたちは生き生きしていて、笑顔か。
  • 子どもが泣いたり何かを要求したとき、抱っこしたり、向き合って話したりしているか。
  • 保育士が子どもを傷つけるような叱り方、乱暴な扱いをしていないか。
  • 「SIDS(乳幼児突然死症候群)対策はしていますか?」

保育士の姿については、正直見学がいるといないとでやはり態度は変わります。

さっきまで子どもを叱っていても、見学が来た!ってなると中断する事もありました。見学の人がいるというだけで子どもの対応も変わってくるので、自然な姿をみたいのであればやはり戸外活動を見に行くのがおすすめです。園庭解放なども良いと思います。

 

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 「SIDS」は保育園によって本当に対応が様々なので、うつぶせ寝を完全に禁止している園もあれば、近くについて様子を見守る対応をとっている園も。

どちらが正しいとは言えませんが、何も対策をしていない場合は問題なので確認をとるのは良いと思います。

ちなみにどんちゃんはうつぶせ寝が大好きなので保育園でもうつぶせ寝でいつも保育士の近くに配置されていました。何回戻しても戻るので(起きないのはありがたいんだけど)迷惑かけてごめんよとおもってます。

 

給食・食育

  • 離乳食の進め方:「離乳食はどんなめやすで進めていますか?」
  • 献立のバランス:「献立表を見せていただけますか?」
  • 食材:「食材の仕入れで気をつけていることはありますか?」
  • アレルギー対応:「アレルギー対応はしていただけるのですか?」
  • 給食や食育の方針:「給食ではどんなことを大切にされていますか?」「食育はどんなことをしていますか?」

自分の職場に入って衝撃を受けたのが、「初期食は与えない」方針だったこと。

もともと2回食で良いという考えから「朝・晩に家庭で取ってもらう」ってことだそうです。

どんちゃんは中期食の食材が間に合ってなかったので入園した頃は初期食でしたが園で食べてくれると朝はミルクだけで済むので大変助かりました。

食材に関しても「サバ」などの青魚は全面禁止。ゼラチンなども使わないという保育園もあります。食育も実際に子どもたちが野菜を育てるけど、衛生面の問題から調理して食べるのは市販の野菜で子どもたちが育てた野菜は保育士が持ち帰り……なんていう場合も。食に興味がある保護者のみなさんはぜひ聞いてみてください。

 

施設環境

 

  • 0~1歳児の部屋は幼児の部屋と分かれているか。
  • 室内環境:日当たり、風通しはよいか。
  • 子どもが過密になっていないか、十分に動き回れる広さがあるか。
  • 安全対策:ドアの指はさみ防止策、高い棚等の転倒防止策、子どもの頭上から物が落ちないか。
  • ハンガーやフックの位置にも注意。
  • 衛生面:掃除はいき届いているか。吐瀉物の処理等に使う消毒(漂白)剤などが常備されているか。沐浴設備やシャワーなど、体を清潔にできる設備はあるか。
  • 教育的環境:おもちゃや絵本の質はどうか。子どもが自分で選んで遊べるようになっているか。
  • 園庭:砂場はよく使われているか(砂場用品などのようすでわかる)。夏の水遊びはできているか。

認可保育園の場合室内の広さが法律で決まっていますが、開園前に自治体でチェックしにくるので概ね大丈夫かと思います。

0~1歳の部屋は幼児の部屋とわかれているとはいってもパーテーションだけだったりする場合も。外部の保育士が0歳の部屋に入室をするときはスリッパをはくなどの対応も本来は行われているはずなので確認してみてください。

たまに部屋の中まで紹介されない事があるんですが、それはそもそも論外。

トイレや調乳室(ミルクを作る部屋)までチェックさせてもらいましょう。

 

親に対して

  • 連絡帳:「連絡帳はありますか?」
  • 保護者行事:「保護者懇談会や個人面談などはありますか?」「いつごろどんな形でやっていますか?」
  • 案内者(園長・主任など)は、母親が働くことを応援してくれているかどうか。
  • 案内者(園長・主任など)は、保育の専門性をもって話してくれるか。
  • 緊急時の連絡方法、発熱時の対応(呼び出しの目安など)
  • 使用するおむつ

懇談会や面談も良いですが、保護者参加の行事がどのくらいあるかも聞いてみてください。

行事にはそこまで参加したくない(特に土曜に保育を希望されている場合)という方は少ない方が良いですし、子どもの様子を見たいのであれば多い事に越したことはありません。

最近は誕生会に保護者も一緒に参加したり、保育参観の日取りを計画している事も多いです。

最後は自分の直感も大事

保育士として働いていてなかなか答えにくいなぁと思うチェック部分もありましたが、やはり最後は自分の目でみて、耳で聞いて、この保育園だったら安心して預けられる!という直感も大事だと思います。

株式会社や社会福祉法人の中でも系列園の多い保育園だと、規模が大きい分保護者の要望が通りにくい事もあるので、気になることはどんどん質問してみてくださいね。

 

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