保育園によっては園でお散歩用に登園時とは別に購入するお散歩靴。
日中の活動でお散歩に行くとき登園時の靴を使う保育園もありますが、登園時は長靴やブーツを履けるのでお散歩靴が別途用意してあると何かと便利です。
洋服は少しサイズが大きくてもまくったりしてどうにかなるものですが、靴は大きめより子どもの足のサイズにあわせたものを着用したいところ。
子どもの靴の種類も様々ありますが、保育園で働いていると「この靴は履かせにくいなぁ」と感じる靴があります。
自分で履きたい!っていう時にうまく履けないなんていう事もあるよね!
デザイン重視ではなく履きやすさを重視に考えた、保育士から見て持ってきてもらいたい靴をピックアップしてみました。
保育園のお散歩靴におすすめしたいもの
保育園のお散歩靴におすすめしたいのはデザイン重視ではなく履きやすさを重視した靴。
特に「自分でやりたい!」という思いが芽生えた時に、履きにくい靴だと「自分でやりたいのにできない!やめた!!!」となってしまう事も。
保育園のお散歩靴は汚れることが多いので、デザイン重視ではなく履きやすさ重視のおすすめの靴を紹介していきたいと思います。
着脱しやすいマジックテープ式
着脱しやすいように保育園用のお散歩靴はマジックテープ式の靴がオススメ!
マジックテープの部分が広いと更に履きやすく、甲の部分が守られているので安全!
IFMEの靴は割と開きが大きいので使っている子どもも多かったです。
履きやすいからか子どもたちも自分で履けるようになるのが早かった印象。
IFMEは幅が広いタイプなので、足が大きい子でも安心して履くことができます。
お下がりで使っている子もへたれずに履けていたので長持ちしますよ。
また保育園で圧倒的に多かったニューバランス。
職場の保育園の子どもは1歳児以降だとクラスの半数がニューバランスなんて事もあるくらい圧倒的な支持を得ています。
とにかく子どもが自分で履きやすく、他の靴を履いていた子どもがニューバランスに変えたら自分で履けるようになった!という子もいるほどでした。
歩きやすいし足の甲を守る部分もしっかりしているので、お友達に踏まれてもへっちゃらです。
難点は高い事……子どもの靴なんて大抵3ヶ月~半年しか使わないのに!!!っていう値段ですよね。保護者のみなさんはフリマアプリやおさがりでかしこく手に入れているようでした。
ソールがしっかりしているもの
1歳児や0歳児といった小さいクラスで靴のサイズが小さい子だとファーストシューズをそのままお散歩靴にしている人がいます。
もちろんそれでもかまわないのですが、保育園のお散歩は保護者の方が思っている以上に長い距離を歩きます。
保育園のお散歩はバギーに乗っているイメージが強いかもしれませんが、歩けるようになるにつれ、バギーに乗る子と歩く子にわかれてできるだけ歩けるように促しています。
ファーストシューズだとソールに凸凹もなくフラットなので直に地面にあたる感覚になってしまい、途中で「歩きたくない」となってしまう子も。
保育園のお散歩用であれば、ファーストシューズではなくソールがある程度しっかりとしたものを選ぶと安心です。
安ければ悪いというわけではなく、西松屋やヒラキといった安い子供用品店でも良い商品はたくさんあるのでぜひ手に取ってみてください。
子どもの好きなキャラクターの靴
キャラクターの靴も子どもが履きたい!と意欲がわくのでおススメ。
大人が好きなキャラクターのものやデザインのものを手にするとテンションが上がるように、子どもも自分の好きなキャラクターの靴にはテンションが上がるようです。
好きなキャラクターの靴に変えた子が、それまで靴に興味がなかったのに「アンパンマンだから履きたい!!」と挑戦するようになったことがありました。
靴を履く練習をさせたいな……と感じた時にもし靴に興味がわかないようであれば、好きなキャラクターを取り入れてみるのも良いですね。
娘はミッキーが好きなのでかれこれ同じデザインのミッキーマウスの靴をサイズを変えて購入しています。笑
保育園のお散歩靴に適さないもの
保育園のお散歩靴はデザイン重視ではなく履きやすさを重視してもらいたいもの。現場で見てきて保育園のお散歩靴には適さないな……と感じた靴があるので紹介したいと思います。
靴ひもを結ぶタイプの靴、ハイカットの靴
おしゃれでかっこいい靴ひもタイプの靴やハイカットの靴は履きにくい事もありお散歩用の靴には向いていません。
飾り紐についても同様で、途中でほどけてしまうと踏んだ時に転倒につながります。
一人で歩いているならまだしも集団で列になって歩くので紐がほどけたらそのまま他の子が踏みます。
幼児クラスで自分で履けるよ!という子もいますが、保育園ではなるべく持っていかない方が無難です。
チャック式のタイプも、チャックで怪我をする恐れがあるので家でのお出かけ用に回してほしいなと思います。
スリッポンタイプはある程度の学年になってから
スリッポンタイプの靴は一見履きやすいように見えますが、そうでもありません。
かかとを踏んでしまうので低学年のうちは履きにくく嫌がる子も多いです。
幼児クラスや2歳児の後半など自分である程度できるようになってからをおすすめします。
また、スリッポンタイプはマジックテープ式の靴に比べると足の甲を守るといった面で若干弱いので、鬼ごっこをしている時に足を踏まれた!という場面で怪我をしやすくなるかなという印象です。
またスリッポンタイプの欠点は左右がわかりにくい事。
4歳児くらいの子どもでも「あれ?これどっちだっけ?」となっている子がいるくらい子どもにとっては難しい事のようです。
ナイキのダイナモフリーは大人でも左右がわからないので、もし着用するのであればインソールに目印をつけておくことをかなりおすすめします。
何回も「それあって……あってないよ」と考えたことが……。
インソールは100均にも売っているので、中にキャラクターをかいたり「みぎ」「ひだり」と書くだけでも大分わかりやすくなります。
保育園のお散歩は泥にも飛び込む!
保育園のお散歩は雨上がりの日だろうと普通に行きます。水たまりに飛び込むときもあるし泥の中進むことも良くあります。どんちゃんが毎週金曜日靴を持って帰ってきますが、洗ったのになぜ?というくらい泥だらけのことが多いです。
泥にとびこむのはもちろん、なぜか中が砂だらけなんていう事もしょっちゅう。
泥汚れはウタマロ石鹸を愛用しています。
保育園のお散歩靴は安いものでも十分
保育園のお散歩靴はとにかく汚れるので、デザインよりかは値段を重視しても良いと思っています。
ただ、できればマジックテープの開口部が大きくかつソールがしっかりしているものだと安心です。
どんちゃんは西松屋で700円だった靴と、メルカリで1000円だったミッキーの靴を愛用しています(笑)
2足あると土日が雨でつぶれた時も持っていけるし、なにかと便利です。
登園の時もミッキーで行ったりしています。
保育園はほぼ毎日お散歩に行くといっても過言ではないので、歩きやすく履きやすい靴を選んでみてくださいね。